私たちの生活の中で当たり前のように使用しているコンセント。
しかし、その耐用年数について意識したことはありますか?実はコンセントにも寿命があり、長年使用し続けることで劣化が進んでしまいます。
特に10年以上使い続けているものは、危険性が増す可能性が高いのです。
今回は、コンセントの耐用年数とその劣化についてどのような問題が発生するのか、そしてどのように安全に使用すべきかについて説明します。
■コンセントの耐用年数
コンセントの耐用年数は、一般的に10年程度とされています。この10年という期間は、使用頻度や環境によっても異なりますが、銅製の端子が使用されているため、封を開けた瞬間から徐々に劣化が始まります。
最初は目に見えないほど微細な変化かもしれませんが、長年の使用により内部が徐々に摩耗し、最終的には火災の原因になることもあります。
【劣化が進む理由】
①コンセントの差し方
コンセントに使用されている銅は、非常に良い導電性を持っていますが、酸化や摩耗が避けられません。長期間使用することで、接触部分が酸化し、電気がスムーズに通らなくなります。
その結果、電流が不安定になり、電気が流れにくくなったり、ショートして火災のリスクが高まります。
さらに、コンセントの劣化を加速させる原因はいくつかあります。
たとえば抜き差しの頻度が高いと、コンセント内の端子が摩耗し、接触不良を起こしやすくなります。 また斜めに抜き差しをすると、端子の金属部分に負担をかけることになります。特にお子様が使用している場合、無意識に斜めに差し込んだり、強引に引き抜こうとすることがありますが、これが割れ目を生じさせ劣化を進める原因になるのです。
②普段の使い方
もう一つの問題は、タコ足配線です。複数の電化製品を一つのコンセントに接続することは、過剰な電流が流れ、コンセントの劣化を加速させます。
特に、電流が強い機器(たとえばエアコンや電子レンジ)を接続すると、通常の使用でも劣化が早く進むため、定期的にコンセントの状態をチェックすることが大切です。
■安全に使用するために
コンセントの安全性を保つためには、まず使用年数が10年以上経過している場合は交換を検討することが重要です。
また抜き差しは丁寧に行い、タコ足配線を避けることが基本です。
万が一コンセントに異常が見られた場合(たとえば火花が出たり、異臭がする場合など)は、すぐに使用を中止し当方にご連絡ください。
コンセントの耐用年数は10年程度とされていますが、使用状況によってはその寿命が短くなることもあります。
劣化を早めないためには、丁寧に使用するほか定期的な点検が必要です。安全な電気の使用を心がけることで火災のリスクを減らし、安心して生活を送ることができます。
もしご自宅のコンセントに不安な点がございましたら、できるだけ早く専門会社に連絡してください。
弊社では、住宅電気点検を無料で行っております。
気になる点、ご不安な点がございましたらお気軽にご相談ください。
点検結果をもとに、お客様の生活に合わせた最適なプランをご提案させていただきます。


